韓国旅行でスマホを使う方法は、主にeSIM・レンタルWiFi・SIMカード・海外ローミングの4つです。
eSIM対応スマホを使う1人旅なら、受取・返却がなく、料金も安くしやすいeSIMがおすすめです。
ただし、3〜4人がずっと一緒に行動するならレンタルWiFiの方が安くなることがあります。また、楽天モバイルやahamoなど、韓国で追加料金をかけずに海外ローミングを使える契約なら、そもそも韓国用eSIMを買う必要がない場合もあります。
「韓国旅行ならeSIM一択」と決めず、自分がすでに契約している回線・旅行人数・別行動の有無・電話番号が必要かまで見て決めましょう。
韓国旅行のeSIM・WiFi・SIM・ローミングを比較
まず4つの通信方法の違いをまとめます。
| 通信方法 | 受取・返却 | 荷物 | 複数人で共有 | 電話番号 | 設定 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| eSIM | 不要 | 増えない | テザリング対応商品なら可 | 商品による | 自分で設定 | 1人〜少人数・eSIM対応スマホ |
| レンタルWiFi | 必要 | ルーターが増える | 得意 | なし | WiFi接続だけ | 家族・グループで常に一緒 |
| SIMカード | 配送・空港受取など | ほぼ増えない | 端末・商品による | 010番号付き商品あり | SIM差し替え | eSIM非対応スマホ |
| 海外ローミング | 不要 | 増えない | 契約条件による | 日本番号をそのまま使える | 最も簡単 | 契約中の海外条件がいい人 |
一番大きな違いは、新しく通信サービスを用意する必要があるかです。
eSIM・WiFi・SIMカードは韓国旅行用に別の商品を用意します。一方、海外ローミングは普段の日本の通信契約をそのまま使います。
3日旅行ではいくら違う?実際の料金例で比較
通信方法を比べるなら、実際の料金を見た方が分かりやすいです。
2026年9月28日時点で確認できる、韓国3日間の代表的な料金例を表にしました。
| 方法・サービス例 | 3日料金例 | データ条件 | ポイント |
|---|---|---|---|
| eSIM square | 450円 | 3日・総量1GB | 少容量ならかなり安い |
| Glocal eSIM | 1,680円 | 3日・無制限 | データ専用・テザリング可 |
| eSIM square | 1,790円 | 3日・無制限+通話機能 | SKT回線・電話番号付き |
| WiFiBOX | 1,170円 | 500MB/日 × 3日 | 390円/日 |
| WiFiBOX | 2,070円 | 1GB/日 × 3日 | 690円/日 |
| WiFiBOX | 2,970円 | 完全無制限 × 3日 | 990円/日 |
| ドコモ 世界そのままギガ | 2,480円 | 3日間 | 普段のスマホ・SIMをそのまま利用 |
| au海外放題 | 2,400円 | 800円/24時間 × 3日 | 韓国は事前予約割の対象 |
| SoftBank 海外あんしん定額 | 2,940円 | 980円/24時間 × 3日 | 普段のスマホをそのまま利用 |
少容量でよければ、旅行用eSIMがかなり安くなります。
一方、レンタルWiFiや海外ローミングはeSIMより高くなることがありますが、設定が簡単・複数人で共有できる・普段の番号をそのまま使えるといった別のメリットがあります。
料金だけではなく、「その差額で何が楽になるのか」まで考えてください。
1人旅ならeSIMがおすすめ
eSIM対応スマホを使う1人旅なら、まずeSIMから比較してください。
物理SIMカードの差し替えも、WiFiルーターの受取・返却もありません。スマホの中に韓国用回線を追加するだけです。
韓国向けeSIMは商品数が多く、次のようなタイプから選べます。
- 1GB・3GB・5GBなどの容量型
- 1GB/日などの日次型
- 無制限
- 010番号・通話・SMS付き
- 日本語24時間サポート付き
たとえばeSIM squareは韓国3日1GBが450円、Glocal eSIMは3日無制限1,680円です。
地図・LINE中心なら容量型、動画をよく見るなら無制限を選べば、必要以上に料金を払わずに済みます。

eSIMは荷物も充電機器も増えない
レンタルWiFiとの大きな違いは、持ち物が増えないことです。
WiFiルーターなら、本体を持ち歩き、バッテリー残量も気にする必要があります。
eSIMなら普段のスマホだけで通信できます。
テザリング対応eSIMならPCも使える
「PCを使うからWiFiルーターが必要」とは限りません。
Glocal eSIMやeSIM squareなど、テザリングに対応した商品なら、スマホからPCやタブレットへ通信を共有できます。
1人でスマホ+PCを使うだけなら、WiFiルーターを別に借りずeSIMのテザリングで済むことがあります。
eSIMの弱点は対応機種と設定
eSIMはすべてのスマホで使えるわけではありません。
また、購入後にeSIMを追加し、韓国到着後にモバイルデータ回線やデータローミングを切り替える必要があります。
設定そのものは難しくありませんが、スマホ操作が苦手で「現地で自分で設定したくない」という人には、レンタルWiFiや空港で受け取るSIMカードの方が合うことがあります。
家族・グループならレンタルWiFiが安くなることがある
レンタルWiFiの強みは、1台の料金で複数人が通信を共有できることです。
たとえばWiFiBOXの韓国完全無制限は1日990円です。
3日間なら2,970円です。
これを3人でずっと一緒に使えば、1人あたり実質990円です。
一方、Glocal eSIMの3日無制限1,680円を3人分用意すると、合計5,040円です。
| 3人・3日・無制限の例 | 合計料金 | 1人あたり |
|---|---|---|
| WiFiBOX 1台 | 2,970円 | 990円 |
| Glocal eSIM 3人分 | 5,040円 | 1,680円 |
3人がずっと一緒なら、WiFiルーター1台の方が安くなります。
ただし、ここには大きな条件があります。
ルーターを持っている人と離れた瞬間、ほかの人は通信できません。
別行動するなら人数分のeSIMがおすすめ
韓国旅行では、買い物、カフェ、トイレ、ホテルへ戻る時間などで短時間でも別行動することがあります。
WiFiルーターを1台だけ共有していると、ルーターを持っていない人は地図もLINEも使えません。
家族・友人がそれぞれ自由に動くなら、料金が少し高くなっても1人1回線のeSIMがおすすめです。
WiFiは受取・返却と充電が必要
WiFiBOXなどのレンタルWiFiは、出発前に端末を受け取り、帰国後に返却します。
また、スマホとは別にWiFiルーターのバッテリーも管理しなければなりません。
「設定は簡単にしたいが、荷物が1つ増えるのは気にならない」という人には向いています。
SIMカードはeSIM非対応スマホなら有力
スマホがeSIMに対応していないなら、物理SIMカードを使う方法があります。
韓国の空港ではSKT・KT・LG U+などの旅行者向けSIMを受け取れます。
たとえばLG U+の旅行者向けSIMは、韓国全域の5G/LTE無制限データ、010番号付きの商品を販売しています。
3日18,000ウォン、5日27,500ウォンで、仁川・金浦・金海空港などで受け取れます。
eSIMの設定に不安があり、空港カウンターで商品を受け取りながら確認したい人にも向いています。
物理SIMは日本のSIMカード紛失に注意
物理SIMを差し替える場合、日本で使っているSIMカードをスマホから取り外します。
小さいカードなので、旅行中になくすと帰国後に日本の回線を使えなくなる可能性があります。
取り外したSIMはケースなどに入れて保管してください。
日本番号を受けたいならeSIMの方が扱いやすい
1枚の物理SIMしか使えない端末では、韓国SIMへ差し替えると日本のSIMを外すことになります。
一方、デュアルSIM対応スマホなら、日本のSIMを残したまま韓国用eSIMを追加できます。
日本のSMSを受ける必要がある人には、eSIMの方が使いやすい場合があります。
海外ローミングは契約によっては一番安くて簡単
海外ローミングは、日本で使っているSIM・eSIMをそのまま韓国で使う方法です。
韓国用eSIMを買わず、WiFiも借りず、SIMカードも交換しません。
そのため、条件さえよければ4つの中で一番簡単です。
そして、契約中のプランによっては一番安くなることもあります。
楽天モバイルなら韓国で毎月2GBまで追加料金なし
楽天モバイルのRakuten最強プランは、韓国を含む対象国・地域で毎月2GBまでの高速データ通信がプラン料金に含まれています。
2GBを使い切ると最大128kbpsになりますが、1GBあたり500円で高速データを追加できます。
たとえば3日旅行で2GB以内に収まるなら、韓国用eSIMを別に買う必要はありません。
3GB必要になっても、追加1GBは500円です。
すでに楽天モバイルを契約している人は、eSIMを買う前に海外ローミングを確認してください。
ahamoは2026年9月時点で海外30GBまで追加料金なし
ahamoは2026年9月28日時点で、国内外合計の月間利用可能データ量の範囲内なら、海外で最大30GBまで追加料金なしで利用できます。
国内ですでに10GB使っている場合は海外で20GBまで、国内でほとんど使っていなければ海外で最大30GBまでという考え方です。
ただし、海外で最初に通信した日から15日を超えると最大128kbpsへ制限され、日本へ帰国して通信するまで解除されません。
※ ahamoは2026年12月1日に海外利用を含むサービス仕様・料金の変更が予定されているので注意してください。
ドコモ・au・SoftBankも3日2,400〜2,940円前後
現在の代表的な海外ローミング料金を見ると、ドコモの「世界そのままギガ」は韓国3日2,480円です。
au海外放題は韓国なら事前予約で800円/24時間なので、3日2,400円です。
SoftBankの海外あんしん定額は韓国を含む定額国Lで980円/24時間なので、3日2,940円です。
数百円のeSIMより高くなりますが、QRコードの設定もSIMの入れ替えも必要ありません。
「2,000円ほど高くても、いつものスマホを何も変えずに使いたい」ならローミングには十分価値があります。
海外ローミングはデータ定額でも通話料が別の場合がある
海外ローミングで注意したいのは、データ通信と電話料金は別という点です。
たとえばauの場合、韓国滞在中の通話は韓国内50円/分、日本宛125円/分、着信でも70円/分と案内されています。
SoftBankの海外あんしん定額も、音声通話・SMS・国際SMSはデータ定額の対象外です。
「データが定額だから電話も無料」と思わないでください。
電話を使う予定があるなら、通話料金も確認する必要があります。
日本の電話番号を残したいならeSIMかローミングが便利
旅行中も日本のSMSを受信したい人は、日本番号をどう残すかも考えてください。
| 通信方法 | 日本のSIM | 日本番号 |
|---|---|---|
| 韓国用eSIM | 日本SIMを残せる端末が多い | デュアルSIMで維持可能 |
| レンタルWiFi | スマホのSIMはそのまま | 維持できる |
| 物理SIM | 差し替える場合あり | 日本SIMを外すと受信できない場合あり |
| 海外ローミング | そのまま | 普段の番号をそのまま利用 |
eSIM対応のiPhoneやAndroidでは、日本のSIMを残したまま韓国用eSIMをデータ通信に使える機種があります。
ただし、日本回線側でデータローミングをオンにすると、意図しない海外データ料金が発生する場合があります。
韓国用eSIMを使う場合は、モバイルデータ通信に使う回線を韓国用eSIMへ指定してください。
韓国eSIMに電話番号は必要?日本番号・SMS・デュアルSIM
韓国の010番号が必要ならeSIMかSIMカード
レンタルWiFiには韓国の携帯電話番号は付きません。
日本の海外ローミングを使っても、日本の電話番号を使うので韓国の010番号は取得できません。
韓国の010番号が必要なら、電話番号付きeSIMか旅行者向けSIMカードを選んでください。
たとえばeSIM squareのSKT無制限プランや、KT・LG U+の旅行者向けeSIM・SIMには010番号付きの商品があります。
ただし、010番号があっても銀行などの本人認証に使えるとは限りません。
無料Wi-Fiだけで韓国旅行するのはおすすめしない
韓国では空港、ホテル、カフェなど無料Wi-Fiを使える場所が多くあります。
それでも、無料Wi-Fiだけを頼りにする旅行はおすすめしません。
- 駅からホテルまでの道を調べたい
- バスの乗り場を確認したい
- 翻訳アプリを使いたい
- 同行者とはぐれた
- 営業時間や口コミをその場で確認したい
こういう時に限ってWi-Fiがありません。
無料Wi-Fiは通信量を節約するために使い、移動中はeSIM・WiFi・SIM・ローミングのどれかで自分の通信回線を確保してください。
結局どれを選ぶ?旅行スタイル別の答え
| 旅行スタイル・条件 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 1人・eSIM対応スマホ | eSIM | 安く、受取・返却なし |
| 2人でも別行動する | 1人1枚のeSIM | 離れても各自通信できる |
| 3〜4人・ずっと一緒 | レンタルWiFiも比較 | 1台共有なら総額を抑えやすい |
| eSIM非対応スマホ | SIMカード | 物理SIMなら利用可能 |
| 楽天モバイルで2GB以内 | 海外ローミング | 追加料金なしで使える |
| ahamoで短期旅行 | 海外ローミングを先に確認 | 2026年9月時点では海外最大30GBまで追加料金なし |
| 設定を一切増やしたくない | 海外ローミング | 普段のSIMをそのまま使える |
| 韓国010番号が必要 | 電話番号付きeSIM・SIM | WiFi・日本のローミングでは010番号が付かない |
特に確認してほしいのが、今使っている日本の携帯プランです。
楽天モバイルやahamoのように海外データ通信が料金に含まれているなら、「韓国だからeSIMを買わないと」と考える必要はありません。
逆に、海外ローミングが1日800〜980円かかる契約で、1人旅なら数百円〜1,000円台の韓国eSIMを買う方が安くなります。
購入前にこの順番で確認すれば迷わない
- 今の携帯契約で韓国ローミングがいくらか確認する
- スマホがeSIM対応か確認する
- 旅行人数と別行動の有無を決める
- 必要なデータ容量を決める
- 韓国010番号が必要か考える
- 料金と手間を比べて通信方法を決める
この順番なら、「eSIMを買った後で、実は自分の携帯プランなら無料で韓国ローミングできた」といった無駄を防げます。
反対に、ローミング料金を確認せずそのまま使って、帰国後に想定以上の料金になることも避けられます。
韓国旅行のeSIM・WiFi・SIM・ローミングでよくある質問
結論: 1人ならeSIM、グループならWiFi、ローミング契約者は先に料金確認
eSIM対応スマホを使う1人旅なら、安くて受取・返却もないeSIMがおすすめです。
3〜4人が旅行中ずっと一緒に行動するなら、レンタルWiFi1台を共有すると総額を抑えられることがあります。eSIM非対応スマホなら物理SIMカードを選びましょう。
ただし、韓国用eSIMを買う前に現在契約している日本の携帯プランの海外ローミング条件を必ず確認してください。
楽天モバイルのように海外2GBが含まれている契約や、ahamoのように短期海外通信を追加料金なしで使える契約なら、そのままローミングする方が簡単で安く済みます。
「eSIM・WiFi・SIM・ローミングのどれが一番いいか」ではなく、自分の契約・人数・使い方に一番合う方法を選ぶ。これが韓国旅行の通信費を無駄にしない選び方です。

